2020年2月24日(月)

イングリッシュコッカー
なぜわざわざ足をのっけるのか

手術後の目の状態が芳しくない。硝子体を切除して網膜をさわる手術は多少なりとも視野の歪みを残すとは聞いていたけれど、この歪み、ビヨンド・イマジネーション。
私の視界にはもう直線は存在しない。全てがぐにゃぐにゃだ。けっこう辛い。

そういえばバブル華やかし頃に大人気だったコマーシャル、「コピーはMita」が年始だけ流していたファンタジックなシリーズを覚えている方はいらっしゃるだろうか。
その中に「花の都は二日酔い」というコピーに乗せて、高層ビルが酔っ払ったようにくねくねと身をよじる印象的な作品があったのだが、街を歩くとあのコマーシャルを思い出す。花の都でビルと一緒に私まで酔っ払ってしまいそうだ。

そんな見え方でありながら、脳のがんばりのおかげで日常生活を(ギリギリ)普通に送れているのみならず、仕事まで続けていられる。ありがたいことだ。
でも左右で歪み方が違う左右の映像を「なんとなく一つ」に見せてくれている脳は、フル稼働で働いているのだろう。

単純に「見る」だけのことに多大なエネルギーを費やしているためか、いつも頭が疲れてとっちらかっている。簡単にパニックを起こすようになったし、探し物をすることが難しくなった。すぐに眠くなるのにも弱っている。

そういう事情で今日も眠い。どうやら脳はもう視覚を使いたくないらしい。これ以上文章を綴るのが辛いため、本日はマヤちゃんの写真でお茶を濁すことをお許しいただきたい。

まだまだ若々しかった13才のマヤ。改めて見ると、よくももまあ17才まで生きてくれているよのお!と、惚けた顔をしてぐるぐる回っている老犬がしみじみ愛おしくなったりもする。

インギー
陽の光を浴びながらへそ天なう。人間に見られていることをむちゃくちゃ意識している顔だ。
インギー
頼まれてもいないのに、ゴミ箱の中身を慎重により分けてくれる犬。
インギー
なにもそこまで暴れんでも……。
インギー
主人が言うのも何だけど、ぬいぐるみ感あってむちゃカワユイ(^^)
インギー
みて!ぼく、かわいいでしょ?って顔。ちょっぴりズルそうだ。
インギー
今はもう遊ばなくなったお気に入りたちと。タコさんが微妙に煽ってくる。
インギー
こんな急な階段もひょいひょい上がれてたんだなあ。
イングリッシュコッカースパニエル
さあ!早くきてください!と振り返っては私を待っていたものだ。