2021年5月23日(日)<旧サイト2019年1月25日記述分です>
2019年1月25日。みき・まやちゃんは16才になりました。
14才の時には「もう来年はないかもしれないね」と、15才の時には「これが最後かな」とおねえちゃん達に言われながら、16回目のお誕生日を元気に迎えることができました。なんと嬉しいことでしょう!
今では耳は完全に聞こえず、目も白内障で徐々に見えなくなっていて、眠りこけてはおねしょでぐしょぐしょ。
おしっこしたい!と思うと辛抱できないからその場でジャーッとおもらししてしまう。
認知症の老犬に付きものの「旋回」も出てきていて、時折ぼんやりした顔でぐるぐる回っていたりします。
でもご飯はモリモリ食べるし、電池で動くオモチャみたいな動きだけれど歩いて前に進めるし、時にはふざけてジャンプもします。
朝は「おしっこしたいです。ベランダに出してください」とおねえちゃんを起こせるし、レンジでチンしたぬくぬくタオルでお腹をふいてもらったら、気持ちがよくて「ぐっぐっ」といいながらおねえちゃんをじっと見つめて、尻尾をピコピコふったりもできます。
ちっちゃなわんちゃんが16年も生きて動いて尻尾をふっている。
それだけで可愛くて尊くて尊くて、おねえちゃんはぷぅーんとおもらしの匂いがするまやちゃんを、洋服に匂いがつくのも構わずしっかりと抱きしめるのです。
ペットショップのガラスケースの中でふくれっつらをしていたみすぼらしい売れ残りの仔犬は
16年も生きてりっぱな王様になりました。めでたしめでたし。
ケーキとローストビーフをたらふく食べて、若く元気な頃の気力が復活したのだろうか。
グルッ……とうなりながらヘボピー(妹)をにらんでいる。
ヘボピーはマヤのライバルだから、おっきい姉ちゃんにいじられているところを見られるのはイヤみたいだ。